中学受験を考えるとまず「いつから子供を進学塾に通わせるか?」を悩みますよね。
公文や学研教室も「塾」ですが、今回はサピックスや日能研、早稲アカなどの「進学塾」について考えたいと思います。
中学受験は「小3の2月(新4年生の春)からサピックスや日能研、早稲アカ、四谷大塚、グノーブルなどの進学塾へ通い出す子が多い」と言われています。実際に私の周りでもこの時期から通い出す子が多いです。
が、最近は少し変わってきたようです。
このり
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小学生の中学受験のための塾はいつから通う?
現在小3の長男の周りを見てみると、小3の夏休み(夏期講習)から進学塾へ通い出す子の多さにビックリしました。そして理由を聞いてみると納得!
長男の通う公立小学校はその年によって多少の差はあるものの、中学受験率がとても高い学校です。
昨年度は80%だったようです。高いっ!以前は女の子の方が受験率が高くて、男の子だけでみると50%くらいだったのが、最近は男女ともに高くなっています。
そしてその子供たちは、小3の2月から進学塾へ通い出すのが一番多いと聞いていたので、現在、小3の長男は今年の夏休みはまだまだ先のこと…と思っていたのですが、夏休みに入ってみると、あれ?何か夏期講習に通ってる子多いような?!
小3の夏期講習からの通塾が増えた理由
- 友達よりも一歩リードさせたい
- 学童代わりに夏期講習に通わせる
友達よりも一歩リードさせたい
少しづつ中学受験のための入塾が早まってきていますが、今はまだ小3の2月から塾に通い始める子の方が多いです。なので、その大多数の子たちよりも一歩リードさせたい!そんな気持ちから小3の夏に。
長男の周りでは夏期講習を受けたお友達は全員、そのまま小3の2学期から通常クラスに通っています。
このり
学童代わりに塾の夏期講習に通わせる
共働き家庭が増え、夏休みに学童保育に通わせるよりも夏期講習に行かせようと考えるご家庭が増えています。
小3になる前に学童を嫌がり多くの子が辞めます。長男も小2の秋に学童保育をやめました。学童を辞めた子が初めて迎える夏休みが小3!
長い夏休み、朝から夕方まで学童なしはやっぱり心配です。時間がたくさんあるし暑くて公園も行けないから塾にでも行ってくれたら!
そして、一人で塾に通うことが不安なく出来るようになるのが小3くらい。
このり
わが家はサッカーが忙しくて夏期講習まで頭が回りませんでした。後で気付いて後悔!です><
中学受験の塾は小3の夏期講習からがおすすめ!
子供にとっては時間がたくさんあるので、新しいことを始めるのなら夏休みがおすすめです。もちろん子供が楽しく通えるなら小1や2年生から通わせるのも良いですが、親が低学年から必死になって子供にガミガミ言ってしまうようならおすすめしません。
また、小3の夏期講習から始める場合でも、ガミガミ言うのはおすすめしません。
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カリキュラムが何年で組まれているか確認しましょう
関東や私の出身地関西圏では中学受験のためのカリキュラムは3年で組まれています。そのため塾も小3の2月(新小4の春)からの通塾を案内してきます。ただし、地域によってはカリキュラムが2年で組まれている場合もあります。
このり
子供が戸惑いなく通うためには、途中からの入塾にならないようにカリキュラムのスタートと同時に通い始めることをおすすめします!
中学受験の塾は小5からでは遅い?
中学受験の塾は最近は小3の夏期講習や新小4の春から進学塾に通い始める子が多いです。けれど、塾に通い始めるのが高学年(小5以降)でも遅くない場合もあります。それは「自学自習」が出来ているかどうかがポイントです。
自学自習とは、先生など人に「教えてもらう」という受け身の姿勢ではなくて、自分自身で学習する(自ら学習する)ことです。
高学年(小5)からの通塾で合格した子の特徴
以前塾の先生をしていた友人と先日、塾について話しました。そこで聞いた高学年からの通塾でも合格した子の特徴をご紹介します!
- 自学自習で基礎学力がきちんと身についていた子供
- 野球やサッカーなど夢中で頑張ってきた子供
自学自習で基礎学力がきちんと身についていた子供
「自学自習」で基礎学力がきちんと身についていれば、最初は塾の勉強法に戸惑うものの、すぐに慣れてぐんぐんと学力が伸びる子が多い!
塾は勉強を教えてもらったり、やる気をもらう場所です。塾での勉強ももちろん大切ですが、何よりも自宅学習が大切!ずっと塾に通っていても、通っているだけで自宅学習がきちんと出来ない子も多いとか。
元塾の先生
野球やサッカーなど夢中で頑張ってきた子供
スポーツ少年が後からやってきて結果を残す!(合格する!)は毎年あるようです。
たしかに長男の所属するクラブチームの先輩たちも毎年何人か難関校に合格しています。
もちろんここでも大切なのは「自学自習」!スポーツだけ一生懸命しても無理です。野球やサッカーなどスポーツに励みながらもコツコツと勉強してきた子は、塾に通いだしても抜群の集中力でぐんぐん成績が伸びる!
元塾の先生
中学受験に大切なのは「自学自習」
元塾の先生に言われて分かったのは次の3点です。
- 本人に自学自習の習慣があって、きちんと勉強できる子なら焦って早くから塾に通わせる必要はない。塾は小5(高学年)からでもOK!
- 自学自習が出来ない子は早くから塾に通っても効果が期待できない。
- 塾で勉強を教えてもらってやる気をもらってモチベーションアップ!あとは自宅学習でどれだけ努力できるかが合格への道!
このり
まとめ
- 中学受験の塾は小3の2月から通い始める子が多い
- けれど、周りの状況を見ると「小3の夏期講習から」が一番おすすめ!
- カリキュラムが2年や3年など何年で組まれているのかは地域によって違いがある
- カリキュラムスタートと同時に塾に通い始めると子供の戸惑いが少ない
- カリキュラムが3年の地域でも塾は小5からでも大丈夫!ただし「自学自習」の習慣が必要!
- 塾が合格させてくれるわけじゃない。自宅学習をどれだけ頑張れるかが大切!
低学年からの塾は親がうるさく言わなければ子どもたちは楽しく通っています。ただし、ただ楽しく通っているだけなら通う意味がありません。
自ら学ぶ姿勢も身につけていくことで塾に通う意味が出てくるのだなぁと思います。
このり