サッカー推薦の寮生活はいくらかかる?実際にかかっている費用をリアルに紹介

サッカー推薦の寮生活のリアルな費用イメージ

サッカー推薦で地方の高校へ進学する場合、気になることの一つが「実際いくらかかるのか」ではないでしょうか。

我が家は、入学前は、「寮費はかかるけれど、自宅で生活するより少し負担が増えるくらいかな」と思っていました。
ですが、実際に寮生活が始まってみると、想像以上に細かい出費が多く、「こんなにかかるんだ…」と驚くことばかりです。

この記事では、サッカー推薦で寮生活をしている息子に実際にかかっている費用や、入学前に確認しておけばよかったことについて、リアルにご紹介していきます。

サッカー推薦の寮生活で実際にかかっている費用

息子の入っている寮は3食付きです。そのため、入学前は、3食付きの寮費はかかるものの、その分、自宅での食費や光熱費が減るので、結果的に出費はそこまで増えない、と思っていました。

友達と映画に行ったり遊びに行ったりする時間もほとんどないだろうと思っていたので、娯楽費はそこまでかからないはず。固定費に加えて、息子がちょっとした買い物をするための1万円くらいが追加でかかる程度だと予想していました。

実際、遊びに使うお金はほとんどありません。

ですが、「食費」「補食」「体づくり」にかかるお金が想像以上でした。

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毎月かかる基本費用

高校2年生の現在、我が家が毎月支払っている基本費用は以下です。

  1. 寮費(3食付き・土日祝も食事あり):80,000円
  2. 教育費:10,000円
  3. 部費:1,000円
  4. その他費用(PTA会費など):1,500円
  5. 栄養費:5,000円
  6. 携帯代:6,500円
  7. 修学旅行費積立:15,000円
  8. 遠征費:約6,000円(通常)〜60,000円(夏休みなど)

合計:約125,000円〜179,000円

このほかに、毎年3回、エアコンを使用する時期の光熱費や学習費などが別途まとめて請求されます。前年度は、年間で約10万円支払いました。
また、携帯代は中学生の頃より高くなっています。寮のWi-Fiが弱く、「ほとんど使えない」と息子に言われ、ギガ数の多いプランへ変更したためです。

なお、費用は学校や待遇によってかなり違います。息子の先輩は他校へスーパー特待で進学しましたが、入学費用・学費・寮費がすべて無料だそうです。

特待や学費免除について

2026年度からは高校授業料の支援制度が拡充され、所得制限なしで一定額の助成が受けられるようになりました。学校や地域によって差はあると思いますが、以前よりかなり負担は減っていて、実質的に学費がほとんどかからないご家庭も多いと思います。

息子はスポーツ特待で学費は免除されています。そのため、「もし助成制度で学費を出してもらえるなら、その分、寮費の負担が少し軽くなったらありがたいな…」なんて正直、思ったこともありますが、もちろんそんなに都合よくはいきません。

【毎月+4.8万円】寮食だけでは足りない!追加の食費と補食のリアル

息子の寮は食事量が少ないようで、帰宅後に自炊をすることも多いです。

サッカー部は練習量が多く、夜ご飯を食べても、寝るまでの間にお腹が空いてしまうようです。
そのため、スーパーでの食材の買い出しや外食費が予想以上にかかっています。また、プロテインは学校から1日1回分支給されますが、「もう少し摂りたい」と言うので別途送っています。

  1. 食費・日用品など(現金送金):25,000円/月
  2. タンパク質摂取用の費用(現金送金):7,200円(1日240円×30日)/月
  3. 外食費(PayPay送金):約4,500円/月
  4. お米を送る(9kg):約3,920円/月
  5. プロテインを送る:約3,040円/月
  6. 果物を送る:約4,000円/月
  7. 水を送る:約750円/月
 

これだけで、1ヶ月約48,500円になります。

入学前は「追加でかかるのは月1万円くらいかな」と思っていたので、毎月4万円近く予想を超えています。
しかも、これは最低限の食費や補食が中心です。

コンタクト代や薬代、日焼け止め代などは別でかかっているため、実際には毎月55,000円前後は追加で出ていっています。

基本費用と合わせると、遠征費が少ない月でも約17万円台。遠征が多い月や、4ヶ月に1回の別途請求がある月は、20万円を超えることもあります。

ちなみに、ここまでの費用にスパイクなどのサッカー用品代は含まれていません。

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【想定外】高校サッカーで中学生の頃より地味に出費が増えたもの

入学してから、中学生の頃より明らかに出費が増えたものもあります。

スパイク

天然皮革と合皮素材のスパイクを、天候によって使い分けています。
高校生になって練習量も増えたため、中学生の頃より消耗がかなり早くなりました。

入学時に4足持たせましたが、その後1年間でさらに2足購入しています。

インソール

スパイクの消耗が早くなったのに伴い、インソールの交換頻度も増えました。

テーピング

怪我予防や怪我後のサポートで使用しています。
高校生になると当たりも強くなるため、中学生の頃より小さな怪我が増えたように感じています。

プロテイン

中学生の頃は、ジュニアプロテインを1日1回飲む程度でしたが、高校生になってからは消費量が増えました。
学校へ栄養費(プロテイン代)として毎月5,000円支払っていますが、それだけでは足りず、追加で購入しています。

日焼け止め

外にいる時間がかなり長いため、中学生の頃より減りが早くなりました。

化粧水

日焼け対策も兼ねて、スキンケアをするようになりました。
中学生の頃はあまり気にしていませんでしたが、やはりお年頃。お肌も気になるようです。

洗剤

寮生活では毎日のように大量の洗濯があります。

練習着、インナー、ソックス、タオルなど洗うものが多く、洗剤や柔軟剤の減りがかなり早いです。
しかも、汗や泥汚れが多いため、つけ置き用や消臭系の洗剤を使っています。

ちなみに、洗濯洗剤や日焼け止め、化粧水などの日用品は、現地で買うと荷物になるので、私がAmazonの定期便で直接寮に送ることも増えました。特に洗剤の消費量は凄まじいです。

洗濯洗剤や日焼け止め、化粧水は1つ1つは高額ではありませんが、まとめて購入すると意外と大きな出費になります。

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帰省代や観戦費、遠征費も大きい

帰省代や観戦費、遠征費については、ある程度覚悟していたつもりでした。
ですが、実際には帰省代や観戦費は、想像以上の出費に感じています。遠征費については、1年生のときはまだ想定内の出費でしたが、学年が上がり、これからはもっと増えていくようです。

帰省費

息子は飛行機で帰省しています。入学前は、JALやANAの若者向け割引を利用すれば、そこまで高くならないと思っていました。
ですが、実際に帰省できるのは、お盆や年末年始などのオンシーズンです。そのため、若者向け割引の枠は残っていません

しかも、帰省の日程は直前に決まることも多く、「◯◯セール」のような早期購入の安いチケットを使うのは難しいです。
そのため、休みの1週間前くらいに予約できる範囲で、一番安いチケットを探しても、往復で5万円近くかかることがあります。

帰省はお盆と年末年始の年2回なので、帰省代だけでも年間約10万円ほどかかっています。

帰省時に割引運賃チケットがほとんど使えないのは、入学前には気づいていませんでした。

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観戦費用

また、家族で現地へ観戦に行き、息子と夜ご飯を食べるとなると、交通費・宿泊費・食費などで10万円以上かかります。年に2回行くだけでも、約25万円の出費になります。

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ただし、帰省代と観戦費は、車で数時間や新幹線利用であれば、時期での変動がないのでもっと費用を抑えられると思います。

「寮に入れたら安心」ではなかった

ここまで、思いつく限りの費用を書き出しましたが、実際には予定外の出費もかなりあります。

例えば、

  • キッチン用品を買いたい
  • ◯◯トレーニングの費用が必要
  • 遠征で昼食が出ないのでお昼代が必要

など、細かい出費が次々に出てきます。
しかも、遠征費や遠征の昼食代、トレーニング費用などは急に連絡が来ることも多いです。

「明日持って行くからお願い!」
と、前日の夜に普通に連絡してきます。

入学前は、「寮に入れば食費も減るし、ご飯も作らなくていいから、出費も手間も減るだろう」と思っていました。
ですが実際には、出費は想像以上に多く、急な対応に慣れるまではかなり大変でした。

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とはいえ、実家暮らしで毎日お弁当やご飯を作ることを考えると、時間的にはかなり楽になっていると思います。

子どもが寮生活を送るようになって、実際に感じていること

息子の高校の寮は3食付きですが、実際には想像以上にお金がかかっています。

正直、「寮食がもっとしっかり出ていれば、ここまで追加で食費がかからないのに…」と思うこともあります。
体感としては、入学前に想像していたより何倍もお金がかかっていて、「キツいな…」と思う月もあります。

お金はかかるけれど、得られたもの

ですが、その一方で、息子にとっては本当に貴重な経験になっているとも感じています。
寮生同士の仲も良いようで、毎日一緒に生活しながら、練習や試合を乗り越えた仲間は、これから先も大切な存在になっていくのだろうと思います。

親としては大変な部分もありますが、息子がこうした経験を積めていることを考えると、できる限りサポートしていきたいと思っています。

実家暮らしでもお金はかかる

ちなみに、寮生活でなくても、高校生になると食費や小遣いなど必要なお金はかなり増えます。
実際、地元の高校へスポーツ進学した子のお母さんも、「思っていたよりめちゃくちゃお金かかる」と話していました。

そのため、スポーツ推薦で高校へ進学する場合は、実家暮らしでも寮生活でも、「想像以上にお金はかかる」と思っておいた方が良いと思います。

高校入学前に確認しておけば良かったこと

高校入学前は、寮生活についてある程度シミュレーションできているつもりでしたし、出費についても覚悟しているつもりでした。
ですが、いざ入学してみると想像を超える生活で、「もっと詳しく確認しておけばよかった」と感じています。

出費にも大きく関わるため、以下の内容は入学前に確認しておくことをおすすめします。

寮食の回数

1日何食出るのか、土日祝も食事があるのかは、必ず確認しておいた方が安心です。

息子の高校は3食付きで土日祝も出ますが、学校によっては2食のみだったり、土日祝は食事が出なかったりすることもあるようです。

寮食の量

特に夜ご飯の量はかなり重要だと思います。
監督や学校側だけではなく、できれば在校生や保護者に実際の様子を聞いておくことをおすすめします。

寮食の内容やおかわり

寮食の内容や、おかずやご飯をおかわりできるかどうかも大切です。
息子の高校は全員同じメニューで、おかわりができません。
一方で、好きなおかずを自由に取れたり、おかわり自由だったりする学校もあるようです。

食事のことを考えると、「他の選択肢もあったのかな」と感じることもあります。

夕食の時間

息子の高校は17時台に夕食になることも多いようです。
夕食が早いと、寝る前にお腹が空いてしまい、結局もう一食必要になります。

補食が出るか

練習前後におにぎりなどの捕食が出るかどうかも大切です。

息子の高校では補食は出ません。練習前用におにぎりを作って持参したりしています。
ですが、おにぎりなどを用意してくれる学校もあるようです。

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捕食が出る学校は身体づくりの意識が高いので、より安心して任せられかもしれません。

遠征費の目安

「年間でどれくらいかかるのか」「高い月だとどれくらいになるのか」は、事前に目安を確認しておいた方が安心です。
できれば、高校2年生や3年生でトップチームに在籍した場合の遠征費用も確認しておくことをおすすめします。

帰省代・現地観戦費

飛行機移動の場合、思ったより割引が使えないことがあります。
特にオンシーズンは料金がかなり高くなるため、一番高い時期の金額も確認しておくことをおすすめします。
また、現地のホテル代やおすすめのホテルも確認しておくと、現地観戦の目安がわかります。

まとめ

サッカー推薦での寮生活は、想像以上にお金がかかります。
特に、食費や補食費用は、入学前に思っていた以上に負担が大きくなりました。

一方で、寮生活だからこそ得られる経験や仲間とのつながりは、とても大きいとも感じています。

実際に入ってみないと分からない部分も多いですが、入学前にできるだけリアルな情報を集めておくことで、ギャップや不安を減らしやすくなると思います。
これからサッカー推薦や寮生活を考えている方の参考になれば嬉しいです。